New Publication: International Journal of Biometeorology

International Journal of Biometeorologyに新しい論文が掲載されました。

Otani H, Goto T, Kobayashi Y, Goto H, Hosokawa Y, Tokizawa K, Shirato M. The fan cooling vest use reduces thermal and perceptual strain during outdoor exercise in the heat on a sunny summer day.International Journal of Biometeorology. 2024. Online First.

本研究では高校生野球部員を対象に真夏の晴天日における屋外運動中にファン付きベストを使用することで、暑熱ストレスとその知覚がどの程度軽減されるかを調査しました。その結果、平均皮膚温度、赤外線鼓膜温度、心拍数、体熱蓄積、温熱感覚および主観的運動強度の全ての指標においてベストを着用した場合の方が優位に暑熱ストレスを軽減できることが明らかとなりました。

https://link.springer.com/article/10.1007/s00484-024-02690-w

Blog Update: SAFE Project 一次救命講習会@大阪

初めまして。今回ブログを担当させていただくSPO修士1年の小林和音です。

今回は、3/30に大阪で開催されたSAFE Projectの一次救命講習会に参加してきました。

今回の講習会では、AED等を使用した心肺蘇生法という内容で国士舘大学の曽根悦子先生と大木学先生が講師を担当されました。

参加者はラグビーに携わるチームスタッフやコーチなど様々な方を対象として、午前の部と午後の部に分かれて実施し、サポートとして行った私たちも講習会に参加させていただきました。

講習会では、Bluetoothが埋め込まれている人形に胸骨圧迫を行い、リアルタイムで自分の胸骨圧迫が評価されるという、初めてでとても貴重な体験をしました。

また、傷病者発見からAED使用までの流れを4人1組のチームで行うトレーニングをしました。このトレーニングでは、施設内のAEDが設置されている場所にトレーニング用AEDも設置されていて、傷病者発見後に急いで取りに行くなど、実際に即したシチュエーションになっていて、流れの中で一次救命を実践することが出来たので、リアルな緊張感の中でのトレーニングになりました。

講習会を通して、一次救命の際には1人ではなく助けを呼んでチームで行うことが大事であるという事が印象に残っています。

もしもの時のために役割を予め決めるなどの話し合いやAED設置場所の確認、搬送経路の確保などの準備をする事は、メディカルスタッフだけでなく競技に携わる全員において重要な事だと感じました。

最後になりましたが、ご講義いただいた曽根先生をはじめ本講習会開催にご尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。

M1 小林和音