2023年度修士論文発表コンテスト

昨日、東伏見キャンパスで「2023年度修士論文発表コンテスト」が開催されました。本コンテストには、研究科の各研究室から代表して1名が修士課程の研究について発表します。

Safety and Performance Optimization Laboratory(細川研究室)からは田島さんが「スポーツ関連脳振盪受傷後における臨床的回復の遷延要因」を発表し、コンテストでは1位に表彰されました。

学部生の頃からスポーツ関連脳震盪に興味があり、コツコツと研究を重ねてきた努力の賜物だと思います。田島さん、おめでとうございます!

日本アスレティックトレーニング学会表彰

7月8−9日に開催された第12回日本アスレティックトレーニング学会学術大会にて、修士課程2年の田島千紘さんが優秀論文賞と若手研究者奨励賞を受賞しました。

2022年度日本アスレティックトレーニング学会誌優秀論文賞 (田島千紘, 大伴茉奈, 細川由梨.スポーツ関連脳振盪における受傷未報告の理由と因子.日本アスレティックトレーニング学会誌. 2023. 8(2) 205-218.)

第12回日本アスレティックトレーニング学会学術大会若手研究者奨励賞.田島千紘.「学生スポーツに関わるチームスタッフの一次救命処置講習経験と自信について」

2023 ACSM Annual Meeting & World Congresses

2023年5月30日〜6月2日に米国コロラド州デンバーで開催される 2023 ACSM Annual Meeting & World Congressesで田島千紘さん(M1)のポスター演題が採択されました。

Tashima C, Otomo M, Hosokawa Y. Previous Exposure To And Perception Of Sports-related Concussion Among Collegiate Lacrosse Athletes In Japan.

第33回日本臨床スポーツ医学会学術集会

2022年11月12日〜13日に開催された第33回日本臨床スポーツ医学会学術集会で、SPOからは以下の発表がありました。

細川由梨. 提言書から始まる学術活動. 日本アスレティックトレーニング学会合同シンポジウム.第33回日本臨床スポーツ医学会学術集会.(オンデマンド配信あり)

Hosokawa Y, Hirose N. 日本の高等学校における運動部活動中の熱中症発生率およびオッズ比と湿球黒球温度の関係. 日本臨床スポーツ医学会誌. 2022;30(4):S226.

Tashima C, Otomo M, Torii S, Hosokawa Y. 日本の大学アスリートにおけるスポーツ関連脳振盪受傷時の未報告とその要因. 日本臨床スポーツ医学会誌. 2021;29(4):S290.

SAFE PROJECT 2022

今年の夏、SPOではSAFE (Sugadaira AED for Everyone) プロジェクトに参画し、ラグビーをはじめとする学生スポーツの合宿拠点として有名な菅平高原の全てのグラウンドに自動体外式除細動器(AED)を配備します。

SAFEは日本ラグビーフットボール協会安全対策委員会の支援の下、帝京大学スポーツ医科学センターの鶴健一朗、国士舘大学大学院救急システム研究科の中陳慎一郎、国立スポーツ科学センターの大伴茉奈、早稲田大学スポーツ科学学術院の細川由梨で運営しているAED普及プロジェクトです。

SAFEの主なステイクホルダー:
・日本ラグビーフットボール協会安全対策委員会
・セコム株式会社
・菅平グラウンド部会
・菅平高原観光協会
・ラグビーを愛する指導者・保護者・選手
・選手の安全安心をサポートするチーム/メディカルスタッフ

本プロジェクトをきっかけに、スポーツフィールドにおける安全・安心の意識が高まるだけでなく、合宿後、普段の活動場所に戻った際にもAEDへのアクセスや緊急時対応プランについて改めて見直すなどの、スポーツをより安全にするための具体的なアクションに繋がることを期待しています。

詳しくは、PROJECTS & RESOURCES ページの「SAFE PROJECT 2022」をご覧ください。

日本ラクロス協会「脳振盪啓蒙の日」

一般社団法人日本ラクロス協会では、2018年に全協会会員に脳振盪の深刻さ及び危険さを再認識する機会として、毎年3月1日を『脳振盪啓蒙の日』に制定しました。

今年はSPOの細川が研究実施責任者として行った「大学ラクロスアスリー、トの脳振盪に関する実態調査」の報告(概要)を公開しています。

Research Update: スポーツ現場における外傷・障害調査フォーマットの標準化

2020年12月、一般社団法人日本臨床スポーツ医学会と一般社団法人日本アスレティックトレーニング学会による「スポーツ現場における外傷・障害調査フォーマットの標準化」に関する提言書作成の合同プロジェクトチームが発足しました。本プロジェクトは、本邦におけるスポーツ外傷・障害調査手法のあり方について標準化されたフォーマットによる外傷・障害調査の必要性について提言することを目的としています。

スポーツ現場における外傷・障害調査フォーマットの標準化合同プロジェクトチーム

全体コーディネーター: 増島 篤
コーディネーター: 奥脇 透
コーディネーター :広瀬統一

プロジェクトメンバー:武冨修治、中山晴雄、半谷美夏、真鍋知宏、笠原政志、砂川憲彦、細川由梨、眞下苑子

詳細は学会ホームページをご覧ください:http://www.js-at.jp/img/20210301.pdf

American College of Sports Medicine’s 2020 Virtual Experience

アメリカスポーツ医科学会(ACSM)のオンライン学術大会【ACSM’s 2020 Virtual Experience】に「Epidemiology of Sudden Death in Organized School Sports in Japan」が ePosterとして掲載されました。

Hosokawa Y, Murata Y, Stearns RL, Yamanaka M, Casa DJ. Epidemiology of Sudden Death in Organized School Sports in Japan.Med Sci Sports Exerc. May 2020, 52(5):S826.

この抄録では、日本スポーツ振興センターのデータを元に、日本の中学・高等学校におけるスポーツ関連突然死のデータについてまとめています。

また、同学術大会のEvidence-based Extreme Heat Policies for Elite and Community Sport Symposiumで公演する予定だった内容は2020年12月31日までオンデマンドコンテンツとして配信されています。

概要:While fatal heat-related injury during sport is mercifully rare, many cases of heat-related illness have been documented. To appropriately manage heat stress risk, the development of evidence-based extreme heat policies is of paramount importance. In order to maximize impact, these policies must be implementable at the desired level of competition but also feasible given the resources available. This proposed Symposium will share the theoretical, practical and logistical considerations associated with developing and implementing extreme heat policies in different environments across the sporting world: From the Australian Open tennis tournament, which is aired live to over 900 million homes worldwide annually, to the forthcoming Tokyo 2021 games, which is forecasted to be the hottest games ever. At the community level, the extreme heat management of football players at high school and college levels in the US will be discussed, as well as in community rugby, tennis and cricket in Australia.

Presenters: Ollie Jay, FACSM, The University of Sydney, Sydney, Australia; Carolyn Broderick, Tennis Australia (Chief Medical Officer) / University of New South Wales, Sydney, Australia; Yuri Hosokawa, Waseda University, Tokorozawa, Japan; Eric E. Coris,University of South Florida, Tampa, FL