New Publication: International Journal of Sports Science & Coaching

International Journal of Sports Science & Coachingに新しい論文が掲載されました。

Grundstein A, Cooper E, Hosokawa Y. Wet Bulb Globe Temperature Variability and its Implications on Heat Stress Monitoring. International Journal of Sports Science & Coaching.

湿球黒球温度(WBGT)は熱中症リスクを定量化する指標として幅広く使用されていますが、その測定間隔について明確な指針がない点がこれまで課題とされてきました。そこで本研究では測定間隔によって活動リスク区分の過大/過小評価が生じるかを検討しました。

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/17479541231186146

New Publication: British Journal of Sports Medicine

British Journal of Sports Medicine に新しい論文が掲載されました。

Adams WM, Hosokawa Y, Scarneo-Miller SE, Belval LN. Enhancing Exertional Heat Stroke Patient Care: Where are We Now and Where Do We Need to Go? British Journal of Sports Medicine. doi: 10.1136/bjsports-2023-106713

労作性熱射病による死を”100%”回避するために必要な応急手当のエビデンスは確立されているものの、そのエビデンスが実践(practice)として浸透している現場はまだ限られているのが現状です。このeditorialでは労作性熱射病のプレホスピタル対応の最適化を実現するために医療従事者・専門家がとるべきアクションをまとめています。

https://bjsm.bmj.com/content/early/2023/06/20/bjsports-2023-106713

Blog Update: 2023 ACSM Annual Meeting & World Congress

こんにちは。
SPO修士2年の田島です。

5/29-6/2にかけて、アメリカ合衆国コロラド州デンバーにて開催された 2023 ACSM Annual Meeting & World Congress に参加・発表して参りました!

私にとって初の国際学会発表かつ、人生においてもほぼ初海外であったため、緊張しきりでしたが、、皆様に支えられ無事に終えることができました。

私は6/1(木) のFree/Communication Posterにて発表で、国内外問わず様々な研究者の方とディスカッションをさせて頂きました。

また、細川先生が所属されていた研究室であるKSIの皆様にもご挨拶できました。

ACSMは、スポーツ科学に関わる多くの研究者が一堂に集まる学会です。
自分の専門外との先生とのコミュニケーションを取ることができ、同じ分野でも研究の切り口が多岐に渡るため、大変学びの多い学会でした。
研究の世界は深いな…!と改めて実感いたしました。

他にもACSMには、様々なイベントが用意されております。
その1つは早朝6:00からのランニングイベントです。

人生初5K!
SPO Tシャツを着て気合いを入れ、早稲田大学の他研究室の皆様と一緒になんとか完走いたしました〜!完走Tシャツを頂き写真を撮っています!

さらにUSOPCの見学ツアーにも参加いたしました。ワクワクが高まるばかりです。

このように大変濃い1週間を過ごす事ができました。
ACSM23に参加する事ができて本当に良かったと思います!

来年はボストンですね。
参加できるように研究もランニングも?精進いたします!

M2 田島千紘

New Publication: 日本アスレティックトレーニング学会誌

日本アスレティックトレーニング学会誌 に新しい論文が掲載されました。

田島千紘, 大伴茉奈, 細川由梨.スポーツ関連脳振盪における受傷未報告の理由と因子.日本アスレティックトレーニング学会誌. 2023. 8(2) 205-218.

日本の大学アスリートにおけるスポーツ関連脳振盪受傷後の未報告との関連因子として、(1)スポーツ科学専攻以外の学部生、(2)年長であること、(3)コンタクトスポーツ競技、(4)SRCに関する高い知識が明らかとなりました。一方で、(1)性別、(2)SRC教育を受けた経験の有無には関連が認められず、未報告の代表的な理由にはプレーへの執着やスポーツ関連脳振盪に関する知識や理解の欠如が認められました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsatj/8/2/8_205/_article/-char/ja

New Publication: International Journal of Sports Physiology and Performance

International Journal of Sports Physiology and Performance に新しい論文が掲載されました。

Galan-Lopez N, Esh C, Leal D, Gandini S, Lucas R, Garrandes F, Bermon S, Adami P, Kajeniene A, Hosokawa Y, Chrismas B, Stevens C, Taylor L. Heat Preparation and Knowledge at the World Athletics Race Walking Team Championships Muscat 2022. International Journal of Sports Physiology and Performance. 2023. https://doi.org/10.1123/ijspp.2022-0446.

本研究ではマスカット2022世界競歩チーム選手権大会に参加したエリート競技選手が、暑熱環境での競技大会に向けてどのような準備を行ったかを調査し、競技成績との関連性などについて検討しました。

https://journals.humankinetics.com/view/journals/ijspp/aop/article-10.1123-ijspp.2022-0446/article-10.1123-ijspp.2022-0446.xml

New Publication: Sport Japan

日本スポーツ協会の協会誌「Sport Japan」に細川准教授が監修した夏季の運動パフォーマンスの最適化を目的とした身体冷却に関する記事が掲載されました。

細川由梨.アスリートのトータルコンディショニング Vol 1. ベストパフォーマンスのための体温コントロール.Sport Japan .2023; 67: 52-53.

https://www.japan-sports.or.jp/publish/tabid661.html?pdid=175

Media Update: “3つのH”に気をつけて!スポーツ中の事故 防ぐには

「NHKみんなでプラス」に細川准教授のコメントが掲載されました。スポーツの安全対策はまずリスクを正しく知ることからです。

https://www.nhk.or.jp/minplus/0012/topic033.html

また、関連記事として細川准教授がポストドクトラルフェローで所属していたKorey Stringer Instituteや、研究に携わっていたNational Center for Catastrophic Sport Injury Research (NCCSIR)の取り組みについて紹介されている記事はこちらです:

「データの活用」でスポーツ事故防止に取り組むアメリカ
https://www.nhk.or.jp/minplus/0012/topic038.html

New publication: 季刊栄養教諭

季刊栄養教諭に新しい論文が掲載されました。

細川由梨. 水分摂取行動について考える. 季刊栄養教諭.2023;71: 14-19.

本論文では、新潟大学の天野准教授と制作した「からだと水分」の動画を紹介しながら、子どもにおける水分摂取行動の重要性について紹介しています。

New Publication: Instructor hand book

国士舘スポーツプロモーションセンターと東京都の共同事業、Instructor hand bookの熱中症に関連するセクションの執筆を細川准教授が担当しました。

令和4年度「東京都と大学の共同事業」
「-After TOKYO 2020- レガシーの発展による『未来の東京』の実現」
スポーツ事故ゼロを目指した安全・安心な環境の提供

細川由梨.3. スポーツ中における緊急度の高い危険な傷病.3. 熱中症 (Heat ). In 国士舘スポーツプロモーションセンター編行著.Instructor hand book. 2023.

細川由梨.5. パラアスリートを対象とした安全管理体制と競技特性.7. パラアスリートの熱中症対応について. In 国士舘スポーツプロモーションセンター編行著.Instructor hand book. 2023.