Blog Updates: International Conference on Environmental Ergonomics(ICEE)2026

皆さん、こんにちは!D1の淺沼です。

今回のBlogでは、8月17日〜21日まで開催されていたInternational Conference on Environmental Ergonomics(ICEE) 2026について書かせていただきます👍

今回のICEE 2026はマレーシアのクチンで開催されました。クチンはネコの島として知られており、島の色々なところにネコのモニュメントがあったり、野良猫がいたりして、学会途中や学会後に外出した際は可愛い出会いがたくさんありました🐈

学会も新しい知識との出会いの連続でした!暑熱環境や寒冷環境における身体反応についてのアツい議論がセッション毎に交わされており、非常に興味深かったです。(私自身は英語での議論を聞いて、理解するのに精一杯でしたが…💦)

スポーツ現場における研究だけではなく、労働者や消防士、兵士などを対象にした研究も数多く発表されていました!個人的に面白いなと感じたのは、フードデリバリーの配達員の腎臓疾患に関する研究です。フードデリバリーの方を実験の対象者になっていること自体や半年で腎結石が発生した方もいらっしゃるという結果も非常に興味深いものでした。

ICEEの開催は学会会場の中だけにとどまらず、クチンの街中にも飛び出しました。セメンゴ野生動物センターとボルネオ文化博物館の見学を行いました!!

セメンゴ野生動物センターでは、オランウータンを間近で見ることができました!(こんなに近くで放し飼いにされている動物を見たことがなかったので、少し怖さがありました笑)

ICEEは2年ごとに開催されているようで、次回の開催は2028年@キプロスとのことです😄

今回は発表をせずに参加だけでしたが、次回は発表できるように引き続き研究と英語を頑張ります!

D1 淺沼富美

Blog Updates: 磐田市でのフィールド研究

2026年8月、静岡県磐田市消防本部で実施された暑熱研究の測定補助に参加しました。

今回のフィールド調査では、消防士の方々が想定訓練を行う際の熱負荷を定量化することを目的として、さまざまな測定を実施しました。例えば、ピル型センサーを用いて深部体温を測定したほか、口頭で聞き取りを行い、自覚的運動強度(Rating of Perceived Exertion:RPE)や温熱感覚(Thermal Sensation:TS)を記録しました。これらの測定方法は比較的シンプルでありながら、訓練中の身体的負担を把握するための重要なデータを得ることができました。

当日は、測定の準備を終えた後、消防士の方々が防火衣や装備を着用し、実際の活動を想定訓練を行いました。訓練を間近で見て、消防士の方々が日頃から厳しい訓練を積み重ねていることを改めて知る機会となりました。特に、重い装備を身につけた状態で活動する姿が印象に残り、こうした日々の訓練の積み重ねによって、地域の安全が支えられているのだと実感しました。私たちの目に触れないところでも、このような訓練が日々続けられているのだと思います。

今回の測定を通して、フィールドでの測定は実験室内での測定とは大きく異なることを学びました。現場では予定どおりに進まないことや、その場で対応が必要となる場面もあり、そのような状況でも落ち着いて対応することの重要性を知ることができました。また、実際の訓練スケジュールに合わせながら測定を進めるフィールド研究の難しさに加え、研究室のメンバーと現場の方々が連携することの大切さも改めて認識しました。

一人でできることには限りがあるからこそ、周囲と協力しながら測定を進めることが重要だと思います。今回得た経験を、今後の研究活動にも活かしていきたいと思います。

M2 傅皖桐

Blog Updates: ICB 2026

2026年7月、セルビアのノヴィ・サドで開催された国際生気象学会「International Congress of Biometeorology 2026(ICB2026)」に参加しました。

ノヴィ・サドは、ドナウ川のほとりに位置する、穏やかで落ち着いた雰囲気の街です。街中には歴史的な建物や緑豊かな公園が多く、ドナウ川沿いでは多くの人々が散歩や食事を楽しんでいました。学会期間中も、ゆったりとした街の空気を感じながら過ごすことができました。

今回の学会では、国立研究開発法人国立環境研究所 気候変動適応センターの大山剛弘先生とともに、SNP(学生・若手研究者)のさまざまな活動にも参加しました。SNPのメンバーは非常に積極的で、研究分野や所属を越えて活発な交流が行われていました。特に南アフリカから参加したメンバーたちはとても明るくエネルギッシュで、研究の話だけでなく、それぞれの国の文化や大学生活についても語り合い、楽しい時間を過ごすことができました。

ポスター発表では、海外の研究者から多くの質問やコメントをいただき、今後の解析方法や研究の発展につながる有益なアドバイスを得ることができました。異なる研究背景を持つ方々と直接議論することで、自分の研究を新たな視点から見直す貴重な機会となりました。

また、学会期間中には、International Journal of Biometeorology(IJBM)の編集に携わる先生ともお話しする機会があり、論文投稿や研究成果の発信について意見交換を行いました。国際誌の編集に関わる研究者から直接話を伺えたことは、今後、研究成果を国際的に発信していくうえで大変有意義な経験でした。

学会晩餐会では、参加者が一緒に食事をしながら、研究やそれぞれの国での生活について語り合いました。ちょうどサッカー・ワールドカップの準決勝が行われていたため、参加者たちはスマートフォンやパソコンで試合を観戦していました。得点のたびに会場のあちこちから歓声が上がり、国籍や専門分野を越えて一緒に盛り上がったことも、今回の学会で特に印象に残った思い出の一つです。

ICB2026への参加を通して、最新の生気象学研究について学ぶだけでなく、世界各国の研究者や学生とつながり、多くの刺激を受けることができました。今回得られた意見や新たなつながりを、今後の研究活動と国際的な成果発信に生かしていきたいと思います。

D2 徐松林

Blog Updates: ACSM 2026(徐)

こんにちは。SPO D2の徐です。

今回、Salt Lake Cityで開催された ACSM Annual Meeting に参加しました。

Salt Lake Cityは天気に恵まれ、街から見える雪山がとても美しく、学会期間中も毎日気持ちよく過ごすことができました。また、Salt Lake Cityはモルモン教と深い関わりを持つ街としても知られており、実際に現地の学生やUberの運転手の方々と話していると、とても礼儀正しく、穏やかで、教養のある雰囲気を感じました。学会だけでなく、街の文化や人々との交流からも良い刺激を受けました。

今回の学会では、自分の研究内容についてポスター発表を行いました。発表を通して、世界各地から来た研究者や学生の方々と交流し、さまざまな視点から意見をいただくことができました。自分の研究を改めて見直す良い機会となり、今後の研究につながる多くのヒントを得ることができました。

また、学会期間中には多くの興味深いセッションにも参加しました。特に、暑熱環境や hydration に関するセッションはとても印象に残っています。いくつかの hydration 関連の発表を聞いた影響で、自分自身の水分補給に対する意識もかなり変わりました。最近は毎日、意識的に hydration を保つようにしています(笑)。

そのほかにも、University of Miami の MWRプロジェクト、2026 FIFA World Cup に向けた暑熱環境と選手の健康管理に関するセッション、そして “May the Force Be with Youth” など、興味深いテーマの発表が多くありました。スポーツ科学が、競技力向上だけでなく、健康管理、安全対策、テクノロジー、現場での実装など、幅広い分野とつながっていることを改めて感じました。

今回のACSMでは、暑熱環境・労作性熱中症に関する知見を深めるだけでなく、hydration、アスリートモニタリング、サッカーにおける環境対策、さらにはAIやウェアラブルデバイスの活用など、今後の研究や現場での実践につながる多くの学びを得ることができました。

この学会で得た刺激と学びを、今後の研究活動にしっかりと活かしていきたいと思います。

D2 徐松林

Media Updates: サッカーW杯の暑熱対策

朝日新聞に、今週から開催されるサッカーW杯の暑熱対策について、細川准教授のコメントが掲載されました。近年は、いつ熱波が発生してもおかしくない環境となっており、今後はスポーツの祭典の開催時期そのものを根本的に見直す議論が必要になるかもしれません。

「サッカーW杯の暑熱対策、研究者にすれば最低限レベル 観客もリスク」https://www.asahi.com/articles/ASV64056SV64UTQP00RM.html

Blog Updates: ACSM 2026(淺沼)

こんにちは。D1の淺沼です!

今回のBlogではACSM Annual Meeting 2026 @ Salt Lake Cityに参加して参りましたので、その報告をさせていただきます。

3回目のACSMでしたが、何回参加しても会場の大きさやセッションの多さには圧倒されます!ポスター会場には200をこえる数のポスターが掲示されており、アスリートサポートから一般人(労働者)の健康維持まで、様々なトピックについて活発な議論がされていました!暑熱関連のセッションも例年同様に多く開催されていましたが、トップアスリートのみならずタクティカルアスリートや労働者の暑熱対策についての内容も多く含まれており、非常に勉強になりました。

私は2日目のFree Communication Poster セッションで発表を行いました。内容は修士論文の一部を抜粋したもので、日本の消防士を対象に暑熱馴化トレーニングプロトコルを立案し、その効果を検討するというものです。多くの方が私のポスターの前で足を止めてくださり、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

来年もACSMで発表できるように研究活動に励んでまいります!!!

D1 淺沼富美

Media Updates: 広島市消防での取り組み

D1の淺沼富美さんが修士課程の研究で取り組んだ、「消防⼠における⼆交代制勤務下の暑熱馴化トレーニングの効果と現場適応性」の内容を反映させたトレーニング内容が、今年度から広島市消防で実践されるようになりました。

本取り組みがメディアで取り上げられましたので、ご興味のある方は是非ご参照ください。

https://youtu.be/pV2qCEoK6Lk?si=386Bba0WmWrs3sGG

Blog Updates: カラダのなつじたく

4月22日(水)に大塚製薬が主催する「カラダのなつじたく」について親子で体験して学ぶイベントに細川准教授が登壇しました。当日は4年生のゼミ生も見学に参加し、水分補給の重要性や暑熱馴化の考え方について、未就学児や小学生の子どもたちにわかりやすく伝えるために、大人がどのような工夫や配慮を行うべきかを学ぶ貴重な機会となりました。

New Publication: The Routledge Handbook of Disability Sport Science

細川准教授が執筆を一部担当した The Routledge Handbook of Disability Sports Science が発売されました。

Hosokawa Y, Adami PE, Dünnwald T, Derman W, Schobersberger W. Chapter 30: Preparation and Competing in Hot and Cold Environments. In The Routledge Handbook of Disability Sports Science. pp. 594-610. 2025.

700ページを超える本誌は、障がい者スポーツに関わるスポーツ医科学知見をまとめており、生理学、バイオメカニクス、テクノロジー、栄養、健康管理と競技のクラス分け、心理学と、多岐にわたるトピックスを網羅しています。

New Publication: 日本アスレティックトレーニング学会誌

日本アスレティックトレーニング学会誌 に新しい論文が掲載されました。

細川 由梨. 海上保安官を対象とした暑熱順化トレーニングの開発と実践. 日本アスレティックトレーニング学会学術誌. 2025;11(1):25-31.

本実践研究では、細川准教授がヒートアドバイザーとしてこれまで取り組んできた「海上保安官における暑熱順化トレーニング」の開発と実践結果がまとめられています。本稿では実験室ではない環境で暑熱順化トレーニングを実施する上での工夫や限界点がまとめられており、今回使用された10日間の室内トレッドミルを用いたトレーニングによって、体温や心拍数に望ましい適応がみられました。一方で、発汗能力の増大については個人差が現れたことから、今後はベースラインにおける個人差も考慮した暑熱負荷および運動負荷の調整が必要と考えられます。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsatj/11/1/11_25/_article/-char/ja