Blog Update: 7th IOC World Conference on Prevention of Injury and Illness in Sport

こんにちは、修士課程2年の田島です。

今回は、2024/2/29-3/2に開催された7th IOC World Conference on Prevention of Injury and Illness in Sportに参加してまいりました。

本学会は3年に1回開催される学会で、世界中の研究者が集結し、講演や研究発表を行います。

セッションは、下記7つから構成され、基本的に#1-4はレクチャー、#5-7は研究発表となります。

1. Unopposed keynote lectures

2. Head-to-head debates

3. Symposia

4. Workshops

5. Oral Abstract presentations

6. Moderated E-Posters

7. E-Posters (Visual Abstracts)

私は今回初参加・発表となり、1日目のModerated E-Postersにて発表を行いました。

写真は、これまで研究をご指導頂き、今回もご一緒させていただいた桐蔭横浜大学の大伴茉奈先生です。いつも大変お世話になっており、誠にありがとうございます。

発表では、日本の大学アスリートにおける知識や事前の教育経験、受傷時の報告の有無と性差の関係を報告させて頂きました。

ご質問やディスカッションをさせて頂いたものの、貴重な発表の機会において、十分に研究内容を伝え切れなかった悔しさも痛感し、次に繋げるための学びを得る事ができました。

本学会では、各トピックをリードされている先生方からお話を聞くことができた大変貴重な機会だったと感じております。

また、脳振盪に関する演題は毎セッション途切れなくあり、現在ホットなトピックである事を実感しました。

その中で自分に出来ること、研究のあり方など自問自答しながら、考えを深める事ができました。

2日目の夜には、Sports Celebration Nightというパーティーがあり、様々な交流を楽しみました。後半からは音楽が流れ、参加者の皆さんでダンスをされておりました。

そして、3日目のラストセッションであるHonesty Keynoteでは、次回の第8回カンファレンスがアナウンスされました。ぜひまた参加させて頂きたいですね。

クロージング後に、東海大学 笹木正悟先生、慶應義塾大学 東原綾子先生、大伴先生と記念撮影をさせていただきました。

モナコにて大変お世話になりました多くの先生方に深く感謝いたします。

追伸

帰りの飛行機では、イギリスでのトランジットがありましたので、ロンドン観光をしました!

往復2時間の移動、観光30分のまさしく弾丸観光ですが、体感は半日以上の詰まった濃い旅となりました。

同じヨーロッパでも、モナコ、ニース(フランス)、ロンドンではそれぞれ街行く人々や景色、文化、雰囲気が異なっており、今回3カ国巡る事ができ、研究活動としてだけでなく、私の人生にとっても思い出に残る大変良い機会となりました。

誠にありがとうございました。

M2 田島千紘

Blog Update: 第13回 早稲田大学・札幌医科大学スポーツ医科学研究会

こんにちは、学部4年の淺沼です。

今回は、早稲田大学・札幌医科大学スポーツ医科学研究会に参加してまいりました。コロナウイルスの影響もあり4年ぶりの開催となりました。本研究に参加できましたこと、大変嬉しく思います。また、本研究会の開催に際しまして、ご尽力くださいました札幌医科大学の皆様を始めとする全ての方にこの場を借りて御礼申し上げます。

さて、今回の研究会は参加者が過去最多ということもあり、かなり盛り上がった様子を見せておりました!

第一部のポスターセッションでは、全16のポスター発表がフリーコミュニケーション形式にて行われました。SPOからは修士2年の田島さんが修士論文の研究結果をご報告されました。

私自身の馴染みのあるスポーツ関連の外傷・障害調査などを始め、幅広いスポーツ医科学領域の研究の発表がされており、大変勉強になるポスターセッションでした。

第二部の公開公演では、「スポーツ医科学の国際化」をテーマに、北海道大学大学院保健科学研究科准教授 寒川美奈先生、スタンフォード大学スポーツ医局associate director 山田知生先生、早稲田大学スポーツ科学学術院名誉教授 福林徹先生にご講演をいただきました。スポーツ医科学の国際化が進んでいく中、その最前線を走っている皆様のお話を聞くことができた大変貴重な機会だったと感じております。また、これからのスポーツ医科学の発展を考える上で重要になるお話もあり、大変勉強になりました。

有意義な一日でした。来年も参加できるよう、春からの研究活動に励んで参ります!

学部4年 淺沼富美

Blog Update: 308研究室(鳥居・細川)合同卒業論文発表会

こんにちは。細川です。

2021年度(SPOの1期生の卒業年度)から恒例となっている「308研究室(鳥居・細川)合同卒業論文発表会」が24日に開催されました。

鳥居研究室からは4名、細川研究室(SPO)からは7名の4年生が卒業研究を発表してくれました。今年の4年生の研究題目はTHESISのページから確認ができます。

去年の春からそれぞれ頑張って取り組んできた研究内容を、スーツを着て大教室で発表する4年生の姿はとても頼もしかったです。(みんな2年前と比べると、発表もとても上手になったなぁ、と感心しました。)

指導教員が途中産休・育休で抜けた中、最後までよく頑張ってくれました。指導教員不在中、指導してくださった筒井俊春先生、そして4年生の相談にいつも乗ってくれていたM2の田島千紘さんには改めて感謝申し上げます。

発表会終了後には、現在研究計画を練っている3年生と一緒に集合写真を撮りました📸 

皆さん、お疲れ様でした!

細川由梨

Blog Update: 第10回スポーツセーフティシンポジウム

こんにちは、学部3年の辻内です。

11/23に行われた第10回スポーツセーフティシンポジウムに参加してまいりました。

今年度は『EAPハドル〜スポーツ現場におけるEAPの再考』というテーマで、それぞれの環境に合ったエマージェンシーアクションプランの再考と安全意識を高める講義をしていただきました。 

4年ぶりの対面での開催で、会場は非常に盛り上がっておりました!

私は初参加でしたが、とても学びの多い会になりました。

細川先生もお子さんを連れて参加されており、和やかな雰囲気でした!

佐保豊先生の「スポーツイベントにおけるEAP」では、”生きたEAP”を作るために、どのような点を意識して人・物・体制を整えるのかを知ることが出来ました。また、プロだからではなく、幼稚園の運動会のようなものでも、どのようなイベントにもEAPが必要だと仰っていたのが印象に残りました。

村田祐樹先生の「EAPに関する学術情報の整理」では、EAPに関しての研究を紹介しながら重要性を改めて認識することができました。学校で起きた事故で心停止からの生存率はEAPの有無に関係しているという話が印象的でした。村田先生は、春学期の演習IIで私たち3年生のゼミを担当してくださいました。ゼミで学んだ内容も少し盛り込まれており嬉しかったです。

曽根悦子先生の「EAPの理想と現実」では、EAPを確実に行うためのポイントとして、”心配り”をキーワードにお話くださいました。周りの方とディスカッションをしたりと、とても有意義な時間になりました。救急車が来る前に行う行動(Pre-Ambulance)の重要性を知ることが出来ました。曽根先生は、菅平のSAFEプロジェクトに今年から参画してくださいました。私は日帰りだったので救急車には乗れませんでしたが、来年は一緒に活動させていただきたいと思います!

金澤良先生の「みんなで作る学校のEAP」では、岩倉高校の養護教諭として学校の先生の立場からどのようにスポーツセーフティに取り組んでいるのかをお話くださいました。生徒と共に、人・場所・物・行動・情報を整えていくという岩倉スタイルは、これからの自分の活動にも活かして行きたいなと思いました。金澤先生は、昨年のトレーナー基礎演習の授業でゲストとして来ていただいて講義を聞いたのを覚えています。岩倉高校での取り組みのお話は、スポーツセーフティに興味を持つきっかけの1つになりました。シンポジウムという形でまたお話を聞くことができて良かったです。

パネルディスカッションでは、学校教育や日本と海外のギャップなどについて様々な立場の方からの意見交換が行われました。

全体を通して、ほとんどの先生方がファーストレスポンダーとして救護に関わった方のメンタルケアについてお話されていました。助ける側のケアについてまで考えたことがありませんでしたが、EAPを作る際、実行する際にそこまで考える必要があることに気付くことができ学びになりました。

企業ブースでは、Strykerさんのクリアボイステクノロジーを利用して環境音に合わせて周波数を音声ガイダンスを聞きやすくしたAEDを紹介してもらいました。AEDの音について着目したことが無かったので、新たな視点を知ることができ良い学びになりました。スポーツだけでなく、工事現場や、音楽フェスやライブハウスなどの現場にもこのAEDが普及すれば良いと思いました。

今回のシンポジウムで得た学びを今後のトレーナー活動や卒論に活かしていきたい思いました!参加出来て良かったです!

学部3年 辻内慈音

Blog Update: 2年生ゼミ歓迎会

こんにちは。M2の田島です。

先日、鳥居研と合同で2年生ゼミ歓迎会が開催されました。

今年度は、5期生として新たに10名を仲間に迎えました。

SPO一同嬉しい限りです!

当日集まったメンバーでのSPO集合写真です!

細川先生、1期生の私としては、5人からのスタートでしたので、このように仲間が増えた集合写真はなんだか感慨深いですね…!

ゼミや学年間での交流も深まり、楽しい時間を過ごす事が出来ました。

連絡先を交換している様子もあり、良かったなと思います。

細川先生選曲のナイスなクリスマスソングも流れ、最高なミニパーティーでしたね!

これから共に頑張っていきましょう〜!

M2 田島千紘

Blog Update: SAFE Project

こんにちは。SPO修士2年の田島です。

今回は、本年度の長野県菅平高原でのSAFEプロジェクトについてご報告させて頂きます。

SAFE(Sugadaira AED for Everyone)プロジェクトとは、日本ラグビーフットボール協会安全対策委員会の支援の下、帝京大学スポーツ医科学センターの鶴先生、国士舘大学大学院救急システム研究科の中陳先生、桐蔭横浜大学の大伴先生、そして早稲田大学スポーツ科学学術院の細川先生にて、昨年度より運営されているAED普及プロジェクトです。

長野県菅平高原にある全てのグラウンドに AED を配置するほか、一次救急処置(BLS)講習会の実施や、BLS に関する調査を中心に取組みを進められております。

2年目となった本年度は、8/14-17の期間に国士舘大学のご協力の下、救急車の配備や、夏合宿に参加するチームに向けたBLS講習会の開催が新たに実施されました。

そして、SPOからは、8/11に4期生 辻内、8/15-17に2期生 東海林、3期生 淺沼、1期生 田島が実地参加して参りました!辻内は初参加、他メンバーは昨年度に引き続きとなります。

グラウンドマップ
菅平高原には広大な土地に多くのグラウンドが広がっています
診療所の待合エリア
昨年度のSAFEプロジェクトポスターとAEDが置いてあります

今年度から試験的に実施した救急車の配備は、国士舘大学の先生で救急救命士の大木先生と曽根先生のご尽力により実現しました。実施期間中は菅平高原をラウンドし、要請があった場合には現場に駆けつけて対応をしました。

また、要請がない時間帯は、ストレッチャーやスクープストレッチャーを用いた搬送を勉強させていただきました。

様々な知識を身をもって経験できたことはもちろんですが、医師や看護師、救急救命士、アスレティックトレーナー、そして現場のスタッフなど「チーム医療」で一つの命を救っていくことの重要性を改めて学びました。(先生方、ありがとうございました!)

準備やトレーニングの一部始終
順天堂大学の医師や看護師の宮原さん、国士舘大学の大木先生、曽根先生、国士舘大学の学生、桐蔭横浜大学の学生と共に行いました。皆様ありがとうございました。

BLS講習会では、大学チームの宿舎にお邪魔してお時間をいただき、チームスタッフの皆様を対象に講習会を行いました。

国士舘大学の先生方と救急救命士の学生の皆さんがBLSの講師を担当され、桐蔭横浜大学と早稲田大学から来ていた学生でサポートを務めました。

講習参加後には、チームスタッフの皆さんから「これから心肺停止が起きた際に率先して取り組もうと思った」など好意的な感想が挙がり、BLS講習の意義を改めて感じる機会となりました。

また、AEDの管理のため、昨年度に引き続き宿にも訪問させて頂きました。

菅平高原のグラウンドは、宿が所有しているグラウンドが多くを占めています。そのため、所有するグラウンド数に応じてレンタルされたAEDを宿にて管理し、練習や試合時には宿泊しているチームがグラウンドまでAEDを持参する形式をとっています。そうした背景から、宿に直接訪問させて頂き、使用しているAEDについて確認をすることで運用面でもサポートを行いました。

宿で管理されているAED
早稲田大学セミナーハウスの方々と本年度のSAFEプロジェクトポスターおよびAED

菅平高原滞在中は様々な宿に訪問させて頂き、AEDの運用や使い方についてお話しさせて頂きました。お食事の準備等でお忙しい中、快くご協力頂きありがとうございました。

短い期間ではありましたが、SPO学生としてSAFEプロジェクトに関わることができ、本年も貴重な経験することができました。

最後になりましたが、本プロジェクトを支援頂いている日本ラグビーフットボール協会安全対策委員会や菅平高原観光協会の皆様、また本プロジェクトに関わる全ての方に深く感謝申し上げます。

来年以降も引き続き菅平に登れるように日々勉強を積みたいと思います。

M2 田島千紘

Blog Update: 労働作業現場の視察

7月24日、M2の田島さんと一緒にSPOの代表として、労働現場における熱中症関連の現場視察に行ってきました。初めての労働作業現場の視察ですが、非常にスムーズに出来ました!

当日の朝は今回の視察を依頼して頂いた企業の方の運転で現場の事務所に到着しました。前日の大雨とはうって変わって、当日はとても良い天気で、とても視察日和でした!!

事務所に到着すると、現地のスタッフさんが温かく迎えてくれました。その後、現場監督の方をはじめとする担当者の方々が、現在実施されている熱中症対策について詳しく説明してくれました。この方達は労働現場における安全の分野で20年以上の現場経験があるため、会話の中で熱中症などの安全問題に対する専門的な理解だけでなく、仕事に対する情熱も感じました。

打ち合わせ終了後、我々もヘルメットといくつかの安全装備を装着して実際の現場に赴きました。

現場の途中写真を撮っている田島さん

エリアに到着しました。

現場の写真
田島さんのiPadが熱くなりすぎて休憩中(笑)

この現場では、作業員がソーラーエネルギー装置を設置しています。作業員は冷却ベストを着ています。

視察は午後も続きました。

ソーラーエネルギーは日本ではまだ導入段階にあり、技術的な問題から、労働者の約半数がヨーロッパやブラジルから来ているという特徴もありました。

13時過ぎのWBGTは34.4度と、その日測定した中で最高値を示しました。また、直射日光の当たる場所と日陰では、WBGTの温度差が非常に大きくなりました。

WBGT34.4度
現場の写真

広いエリアでの作業になるため、現場の状況によって、作業員の皆さんは車内を休憩場所として利用していました。

各エリアの視察を終えた後は事務所に戻り、視察内容と熱中症安全対策について最終確認を行いました。今回の経験により、工事現場をより具体的に理解することができました。

今後もこのような機会を今後も楽しみにしています!(今回の視察では一緒に視察に参加したM2の田島さんにお世話になりました。ありがとうございました!)

M1 徐松林

Blog Update: 第12回日本アスレティックトレーニング学会学術大会

こんにちは、学部4年の淺沼です。

7/8〜7/9の2日間、国際武道大学にて開催された第12回日本アスレティックトレーニング学会学術大会に参加して参りました。4年ぶりの対面での大会開催で、会場は非常に盛り上がっておりました!

私自身、初めての対面での学会参加ということもあり、少し緊張しておりましたが、学びの多い2日間を過ごすことができました。

1日目は、一般演題を中心にポスター発表やシンポジウムを拝聴いたしました。

様々な観点からの研究発表を聞き、アスレティックトレーニングの新しい知見を勉強することができました。学生トレーナーとしての活動や卒論執筆の上でも非常に勉強になるものばかりで、この研究結果をどのように現場に活用していくかが重要だと感じました。

2日目はSIG・クリニカルワークショップを中心に学会に参加いたしました。

どちらも新しい発見や学びの連続で、とても良い刺激になりました。

特にSIGで話題に上がった、インダストリアルアスレティックトレーナーというATの新しい活躍の仕方はこれからの社会に必要になってくると感じ、とても魅力的な働き方だと感じました。

このようにとても充実した2日間を過ごすことができました。

第12回日本アスレティックトレーニング学会に参加できたこと、大変嬉しく思います!

筒井先生は一般演題最優秀発表賞、田島さんは優秀論文賞ならびに若手研究者奨励賞を受賞されました。お二人とも本当におめでとうございます。

来年は中京大学にて開催予定です。

私もお二人の後に続けるように、研究活動(まずは卒論作成…)に励みたいと思います。

学部4年 淺沼富美

Blog Update: 2023 ACSM Annual Meeting & World Congress

こんにちは。
SPO修士2年の田島です。

5/29-6/2にかけて、アメリカ合衆国コロラド州デンバーにて開催された 2023 ACSM Annual Meeting & World Congress に参加・発表して参りました!

私にとって初の国際学会発表かつ、人生においてもほぼ初海外であったため、緊張しきりでしたが、、皆様に支えられ無事に終えることができました。

私は6/1(木) のFree/Communication Posterにて発表で、国内外問わず様々な研究者の方とディスカッションをさせて頂きました。

また、細川先生が所属されていた研究室であるKSIの皆様にもご挨拶できました。

ACSMは、スポーツ科学に関わる多くの研究者が一堂に集まる学会です。
自分の専門外との先生とのコミュニケーションを取ることができ、同じ分野でも研究の切り口が多岐に渡るため、大変学びの多い学会でした。
研究の世界は深いな…!と改めて実感いたしました。

他にもACSMには、様々なイベントが用意されております。
その1つは早朝6:00からのランニングイベントです。

人生初5K!
SPO Tシャツを着て気合いを入れ、早稲田大学の他研究室の皆様と一緒になんとか完走いたしました〜!完走Tシャツを頂き写真を撮っています!

さらにUSOPCの見学ツアーにも参加いたしました。ワクワクが高まるばかりです。

このように大変濃い1週間を過ごす事ができました。
ACSM23に参加する事ができて本当に良かったと思います!

来年はボストンですね。
参加できるように研究もランニングも?精進いたします!

M2 田島千紘