Blog Updates: 東京世界陸上 #1

こんにちは!
5期生の木村七海です。

この夏、東京で開催された世界陸上で、研究プロジェクトの一員として実験に参加させていただきました。
自国開催という特別な舞台で、世界トップレベルの選手を対象にデータ収集を行うことができ、とてもワクワクしました。

会場では、競技前の緊張感や多くの関係者の動きを間近で見ることができ、授業や研究室実験では決して味わえない現場の空気を体験しました。慌ただしい中で、正確な測定を行うためには入念な準備が欠かせないことを改めて実感しました。

また細川先生が国内外の多くの関係者とたくさんコミュニケーションをとり信頼関係を築いている様子を拝見し、研究はデータだけでなく、人とのつながりで成り立っていると感じました。私ももっと積極的にコミュニケーションをとれるよう努力していきたいです。

大会期間中には観戦の機会もありました。目の前で見るトップアスリートのパフォーマンスは、テレビで見るのとは全く違う迫力で、感動しました!とっても楽しかったです☺️

さらに、大会に合わせて開催されたGlobal Summit on Athletics Science & Medicineにも参加しました。ここでは世界中から研究者や医療スタッフが集まり、最新の知見や取り組みを共有していました。

普段SPOでは熱中症について学ぶことが多いので、今回のカンファレンスで低ナトリウム血症に関する発表を聞けたことは新鮮でとても勉強になりました。世界陸上の現場でも、予想外に涼しかったり、湿度が低かったりすると、水分摂取量と発汗量のバランスが崩れ、低ナトリウム血症につながる可能性があることを実感しました。熱中症とはまた異なる視点から水分補給の戦略を考える機会となりました。
このほかにも、興味深い発表がたくさんあり、世界各国で選手の安全とパフォーマンス向上のために働いている人がたくさんいることを実感して感動しました。

(↑細川先生の発表の中でSPO5期生が出てきて嬉しかったです😻)

今回の東京大会とカンファレンスでの経験を通じて、研究と現場どちらの面白さも体験することができました。このような貴重な機会をくださった細川先生に、心より感謝申し上げます。今回の経験を糧に、これからも学びと挑戦を続けていきたいと思います!

5期生 木村七海