Blog Updates: 磐田市でのフィールド研究

2026年8月、静岡県磐田市消防本部で実施された暑熱研究の測定補助に参加しました。

今回のフィールド調査では、消防士の方々が想定訓練を行う際の熱負荷を定量化することを目的として、さまざまな測定を実施しました。例えば、ピル型センサーを用いて深部体温を測定したほか、口頭で聞き取りを行い、自覚的運動強度(Rating of Perceived Exertion:RPE)や温熱感覚(Thermal Sensation:TS)を記録しました。これらの測定方法は比較的シンプルでありながら、訓練中の身体的負担を把握するための重要なデータを得ることができました。

当日は、測定の準備を終えた後、消防士の方々が防火衣や装備を着用し、実際の活動を想定訓練を行いました。訓練を間近で見て、消防士の方々が日頃から厳しい訓練を積み重ねていることを改めて知る機会となりました。特に、重い装備を身につけた状態で活動する姿が印象に残り、こうした日々の訓練の積み重ねによって、地域の安全が支えられているのだと実感しました。私たちの目に触れないところでも、このような訓練が日々続けられているのだと思います。

今回の測定を通して、フィールドでの測定は実験室内での測定とは大きく異なることを学びました。現場では予定どおりに進まないことや、その場で対応が必要となる場面もあり、そのような状況でも落ち着いて対応することの重要性を知ることができました。また、実際の訓練スケジュールに合わせながら測定を進めるフィールド研究の難しさに加え、研究室のメンバーと現場の方々が連携することの大切さも改めて認識しました。

一人でできることには限りがあるからこそ、周囲と協力しながら測定を進めることが重要だと思います。今回得た経験を、今後の研究活動にも活かしていきたいと思います。

M2 傅皖桐